ミモザノヘヤ

高田馬場の弁護士の日記です。

ブログ

それぞれの願い

早稲田通をともに空腹の同僚中川と歩いておりましたら、願い事用笹がおいてありました。 どちらともなくペンをとり・・・・ さて、笹で思い出したのですが、上野動物園はパンダのご出産でわいておりますが、早速育児放棄とか。でもまあパンダなら育児放棄し…

おかしい酒

生きていくのもやっとの下戸ですが、お酒大好きです。 何度命の危機に直面しても(「最期の証明①・②」2月9日付 参照)、自宅に戻って風呂に入りながらつい、少しだけ、少しだけ。ああ酒浸りの日々。 美空ひばりの名曲『悲しい酒』が口をついてでます。 ひ…

The room of 03

午前11時の期日を終え、次は13時30分からの調停。 事務所から裁判所まで30分かかるので一度事務所に戻るには微妙な時間。 その日は少なくとも午前5時ごろにはまだわがボスは仕事していましたから、ボスはたぶんほとんど寝ていません。食事をした後…

ほんまのパチもん

恐ろしいものはたくさんありますが、私は空港で「仕事」している犬になぜかよく追いかけられます。 後ろ暗いところなんて全くないのに、こういうお仕事犬が寄ってきた瞬間、世間様が気になって心臓が乱打します。冷汗がでます。歩き方もぎこちなくなります。…

ネコに遺言

朝8時ころ、お掃除ロボットのスイッチを入れ、ぴしゃぴしゃと額をたたき起こしてくれ、時々「朝食」(にはしてません絶対に)の瀕死のすずめを枕元に運び、帰宅すると気分次第でマッサージをしてくれる・・・・・自称家政婦のはるさん。 はるさんは岐阜県大…

心の痛みの時効は

三丁目の夕日という映画の中で私がとても気になっている人物がいます。三浦友和さん演じる宅間という小児科医です。まじめで、物静かで、街の人に信頼されているお医者さんで、一軒屋に一人で住んでいます。 私がこの人物について気になったのは、東京大空襲…

立つ鳥後始末残さじ②

家主からの過大な請求の中には、例えば、修繕費については部屋の改装費も関係ない部分まで改装している(お風呂で死亡しているにも拘わらずキッチンをシステムキッチンに改装する費用まで請求している)といった場合、アパート1棟丸ごと建て替える費用1億…

立つ鳥後始末残さじ①

私が初めて買ったCDは、ホイットニー・ヒューストンのデビューアルバム「そよ風の贈り物」。中古CDでしたが、大事に今も持っています。 お風呂での無事故無事件を心がけている私にとって、そのホイットニーがバスタブの中で溺死していたという他人事とは…

豆まきがしたい!

2月3日、私が学生時代を過ごした京都では節分会の季節です。 京都では暴走族だって特攻服を新調するこの時期、私もなんだかそわそわします。 そうだ、豆まきがやりたい。ぱあっと、ぱあっと。 お子様に混じってスーパーで豆とお面を買い、さりげなく事務所…

明るい遺言の書き方①

弁護士が書くブログですから、何かこう、こぼれ話・・・・な話でも書けばよいのかもしれませんが、私たちには守秘義務がありますから、お客様のことは絶対に書けません。従って、もちろん、自分のことを書きます。 さて、昨年8月に病気で手術をしました。職…

祈りをこめて

1月17日、この日がくると、この一年一生懸命生きてきただろうか、と振り返ります 関西出身者には忘れることのできない阪神・淡路大震災の日です。 自宅の倒壊も大きなショックですが、駅も、道路も全部だめになっていて、立ち直れないのではないか、もう…

本能を制するもの①

恐ろしいものは色々ありますが、私は高いところが苦手です。特に、歩道橋。 脳細胞をフル回転してできるかぎりの迂回路を探し、それでも無理であれば地上との今生の別れを惜しみながら、人の5倍ほどの時間をかけて、おそるおそる渡ります。 走馬灯が容赦な…

小さな涙②

4歳のまなちゃん(仮名)のパパはある日からおうちに帰ってこなくなりました。 それからしばらくたって、まなちゃんはママに紙をもらって絵を描くようになりました。まんなかに四角い箱を書いて、そのまわりに線がぐるぐる書きました。 まなちゃんは、同じ…

小さな涙①

私の母は、子供の学校行事にはあまり行きたがらなかったので、「個人面談」はいつも、先生との交渉から始まりました。 最近は保育園でも幼稚園でも、母親だけでなく父親参加型の行事が多いようです。 趣旨としては、子育てへの父親参加の促進、というところ…

恋人たちの行方

大阪土産で私がとても気に入っているお菓子があります。 「面白い恋人」(株式会社よしもと倶楽部) かの有名な北海道銘菓「白い恋人」(石屋製菓)と似て非なるパロディ作品です。 一字加えるだけで、全く意味が変わってしまう、このセンスの素晴らしさ。 …