ミモザノヘヤ

高田馬場の弁護士の日記です。

夜の国から5 青い鳥を探して

白一色の世界をひたすら歩きます。
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心は夢とうつつを行ったり来たりするのですが、大体寒いところではろくなことが浮かんできません 

 そういえば・・・・ うちの冷蔵庫、4時間で牛乳が凍るようになったなあ (◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟) 

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それにしても遠い。本当にこの先に幻の蒼はあるのかしら そういえば

・・・・ 最近ドライヤーも焦げ臭いなあ (◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)

本当に蒼は見つかるのかしら・・・・ なぜかちょくちょく我が家の電化製品のことが浮かびますが、その煩悩を振り払いながら幸せの青い鳥を探しに行く気分です。

さて、この仕事をするようになってから幸せというものがどういうものなのか、つくづくよく考えます。 私は夢のなかでも旅行にでかけているほど旅行好きなので、旅に出ている時間が一番幸せです。たとえ仕事であっても遠方にはるばる出かけるのは大好きですが、一番の幸せは、一人で仕事に関係なく遠いところにでかけ、一人で好きなだけ綺麗な光景を眺めることです。 心惹かれる文人は、西行法師や種田山頭火、尾崎放哉。この三人はいずれも、ある日突然、すがる妻子を振り切って旅に出、そのまま放浪の末に果てた、家裁にかかる事件が何件も思い浮かびそうな方々です。 

 家族に囲まれた幸せも一つの幸せです。しかし他方で、そういうものから解放されたいという気持ちが時として人によっては湧いてきてそれが幸せ、という場合があるのも私には何となく理解できます。 男性から離婚を求める事案では、時々ですがそういう場合があります。 私は、放浪したい人の気持ちはよく分かります。 ただ、そうするなら、西行山頭火や放哉、お釈迦様がしたように、 持っているものはほとんど妻子に置いていく それが必要条件でないかと思います。
  そしてもしそうするなら。妻子は彼を自由にしてやらなけれなならないのではないか、そんな風に私は思います。 

 お裁判所もそうですよね(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟) 幸せは主観です。自分を幸せにするのは自分。でもそれは他人を不幸にしないでという制約付の幸せなのです。 

 今回の旅の目的地、たどり着いた蒼の世界は夢のようでした。 010.JPG 065.JPG 092.JPG 086.JPG 

幸せだなあ・・・・ 満足です・・・・ 人生の夏休みをそろそろ終えるか・・・・ 

 いや、その前に・・・・ 冷蔵庫買い換えないと(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟) 

  平成28年1月24日 文責 弁護士 菊谷淳子