遠くから見るとしぶきを上げているようにも見えますが、そのまま凍り付いています。
悠久の時を超え、昔の大河にそのまま向かっているようです。
悠久の時とだけでなく
ヨーロッパ大陸とアメリカ大陸のプレートが出会う場所でもあります。百夜を楽しむ現地ツアーにて。
止まっている時間だけではありません、あっという間に消えてしまう美しさもあります。
氷河のようにある時点でストップしてしまう感情、それは残念なことに喜びではなく怒りや恨みです。
時間がたつと感情はだんだん溶けていくものですが、人間は自分の意思である時間の感情を凍らせてしまうことができます。それもマイナスの感情だけ。楽しかった思い出は案外じくじく思い出したりしないのです。
私たちの仕事はそう言った感情を整理し解決し、時間の流れを前に進めるお手伝いをすることなのですが、本当に解凍できるのはご本人だけ。
見ていますと、手続き免での決着というよりは私の悔しい哀しい気持ちが誰かにわかってもらえた、と十分納得できてはじめて解凍していかれるように思います。
しあわせになっていただきたいな、という気持ちが必ずしも通じるとは限らないこともままありますが、まあ、それは仕方がありません。幸せは自らつかむもの。
ところで、寒冷地経験豊富な中川のアドバイスのおかげで、カイロ持参で完全武装して挑んだ白夜のツアーでしたが、ご一緒したインド人ご一家がものすごく寒そうだったので、日本から持ってきたカイロみんなあげてしまい、手がかじかんで途中から写真を撮るのをあきらめました、
が、そのバスの中ではインドの話に花が咲き、インドのお菓子をたくさん頂き、インドの歌をうたい、とても楽しい一夜になりました。おばちゃんは、写真が撮れなかった私の代わりにツアーでとった写真くれると何度も約束してくれました
翌朝、おばちゃんからおれいのメールと写真が届きました。、
おばちゃんこれちがう…(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)
たとえ一瞬の楽しさでも、その時間を大切にできたことは嬉しいです。
平成２５年８月２２日 文責 弁護士 菊谷淳子
