ミモザノヘヤ

高田馬場の弁護士の日記です。

恐怖の館

友人の家探し、二軒目はとても古いアパートでした。

 

ちょっとわけがあって半年ほど人が入っていないそうです。 家をあけるとちょっとぷーんとにおいがしました。

  (΄◞ิ౪◟ิ‵ )でも、貧乏のにおい、ってほどじゃあないし・・・・

 

で、お台所の隅にイカの種のようなものが落ちていました。 めざとい友人は、振り返って言いました。

 

なあ、ここ、出るか? (◞≼☉≽◟◞౪◟◞≼☉≽◟)

 

 (΄◞ิ౪◟ิ‵ )うん・・・・

 

さて、「出る」についてのお話です。 わが国は三審制を採用していますが、最後の不服申立は最高裁判所への上告、又は上告受理です。 控訴審だと第一回期日が控訴してから大体3ヶ月くらいで開かれ、大体は一度期日が開かれるとそこで結審して1ヶ月くらいで判決、となることが多いのですが、最高裁判所は、そもそも期日が開かれないことが多いので同じようにはいきません。

 こういうわからないことについてはいろいろ都市伝説が飛び交います。最高裁から1年以上連絡がないときというのは結果がひっくり返る、とか。 大体の経験から言いますと、上告あるいは上告受理が書面審査だけで棄却される場合は、半年から一年くらいかなあと思います。期日が開かれる場合は1年から2年くらい、というところでしょうか。ただ、事件の軽重、また社会に与える影響の大きい事件だともっと時間がかかるかもしれません。

 事件によって違うのですが、こちらが上告されている場合には、時間が経ってくるに従って、例の都市伝説ではありませんが、まさかひっくりかえるんじゃ・・・・と恐怖を憶えることがあります。

 

さて、話は戻りますが、結論から言います。 ええ、そこ、出るよ、うちと同じ。

 

イカの種のようなもの、それはドブネズミのフンなんでね。   

   平成27年7月31日 文責 弁護士 菊谷淳子