ついの住処を探して
いつもはずさない広告を送ってくる東京都弁護士協同組合から、また、DMが届きました。
(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)
介護付き有料老人ホーム○○苑 入所案内
なんべんもなんべんも宛名を見直しましたが(΄◞ิ౪◟ิ‵ )、
ちゃんと 菊谷淳子様 と書かれています。
我が事務所の事務局は直接私にはいいませんでしたが、空気は言っていました。
他の弁護士には届いてませんよ(΄◞ิ౪◟ิ‵ )
封を開けてみているうちに、
今から予約したおいた方がいいのかな…、いやまずボス( ◉◞౪◟◉)♪で試して…と、来るべ自分の老後に思いを馳せ…
ところで、窃盗や詐欺等の経済的な犯罪を起こした若い被告人はたいてい正業にはついていません。そして職に就くために必要な最低限の高等教育を受けていないことも多いのです。
しかし、若い人の場合は「更生の可能性」が情状として重んじられますから、今後はきちんと正業に就く意欲がありまたそれが可能だ、ということを示す必要があります。
が、どんな正業に就くというのか…
専門学校に行っていて、何らかの専門教育を受けていればそれがとっかかりになるのですが、そうでない場合が多いのです。ではこれからそういった教育を受ける見込みがあるかというとそれも絶望的です。
教育にはお金がかかるからです
お金がないから犯罪に手を染めているのに、犯罪をしないようにするにはお金がかかる…哲学では解決できない問題がそこに横たわってしまいます。若い被告人は親にも金にも恵まれていないことが多いのです。
そんな中、将来は介護の仕事をします、という被告人が最近増えているように思います。特にお金のかかる教育が必要でなさそうに見えること、人のためになる、というイメージがあることもその要因となっていると思います。
が、お裁判官は私達以上にくるひもくるひも被告人に接していますから、
またか。最近のはやりだな(΄◞ิ౪◟ิ‵ )
という顔をしているように思えます。すみません。
弁護士が今はやりのワードを教えたと思われないよう、私自身はなるべく介護と安易に言わせたくないと考えています。が、それでも本人から介護の仕事に就いてみたいと言われることがあります。
ちゃんと理由があります。
親には恵まれていなかったためばあちゃんやじいちゃんに育てられた経験があることが多く、お年寄りには優しい子であることが多いこと
そして、彼らはたいてい人恋しいため、人に接する職業に就きたがること、です。
詳しくはまた別の機会にお話ししますが、介護の現場は戦場です。軽く言ってはいけないワードなのだということは説明しているのですが、人から大切にされてこなかった彼らだからこそ「人に認められたい」「人に感謝されたい」という気持ちが殊更に強いのかな、と思います。
…という訳で、「被告人は介護の仕事に…」と菊谷が弁論しても、お裁判官の皆様、よくよく因果を含めてのことですので、どうぞ見逃して下さい。すみません(΄◞ิ౪◟ิ‵ )
さて、今度は介護付老人ホームの広告が私当てに届いたことを聞きつけたボス
いそいそとやってきまして、
;">( ◉◞౪◟◉)成年後見はボクが引き受けるからね…
ぬぁにぉ~(◞≼థ≽◟◞౪◟◞≼థ≽◟)
平成25年9月2日 文責 弁護士 菊谷淳子
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