ミモザノヘヤ

高田馬場の弁護士の日記です。

順番違いの数字

三人の男の子を持つ友人にまた男子誕生。数名でお祝いに行きました。名前はまさかの

誠一くん

息子には渋めの俳優の名前をつけることを身上にしている友人が選んだ名前です。

友人A(⊙◞౪◟⊙) 読み方はシンプルでいいけどねえ

友人B(⊙◞౪◟⊙) ちょっと昭和すぎでは…。

思春期に本格的なことを考えないかね(΄◞ิ౪◟ิ‵ )

黒猫に四郎と付けていた私が言うのも何ですが、おばちゃんはちょっと心配です。

さて、今日は数字のお話。

数字は数字でも切実な数字、それは介護認定の等級です。

要介護2と3でもかなり大きな違いがあるので、介護者にとっては本当に切実な問題です。

皆様、介護をする立場に置かれていると想像して下さい。

 A 食事は一人でとれるが、排泄がちゃんとできない人

 B 食事は一人では無理だが、排泄は一人でできる人

どちらの介護がより大変でしょうか。食事を口に運んであげることだけ必要な人と、トイレが自分でできない人と。

 私はやっぱり、Aの方が大変だと思います。

 

 しかし実はAが要介護2、Bが要介護3なのです。

 介護の本来を考慮していない不思議な等級認定基準があるのにはわけがあります。この介護保険制度、制定時には実は認知症ではなく単なる寝たきり老人を予定して作っていたからです。

 介護保険制度が始まったとき、すでに認知症の老人が増加することは込まれていたはずです。なぜ十分現実を調査の上、制度を設計しなかったのか不思議でなりません。

 現場の声をちゃんと反映し、現状にあった制度に改訂していくことを切に願っています。

 

さて、名前の話にもどります。

実は長男だからといって必ずしも一がつくとはかぎりません。あれっと思う例が身近にありまして。

わがボス井浦謙二(⊙◞౪◟⊙)♪も長男です。

   平成25年12月2日   文責 弁護士 菊谷淳子