ミモザノヘヤ

高田馬場の弁護士の日記です。

侮れない配点

音楽室に貼りだされている作曲家の肖像画の中で、私がダントツのイケメンだと思っていたのはシューベルト。色白でメガネかけてて賢そう、物静かで上品な感じがお気に入りでした。彼の肖像画のところだけが、ほこりっぽい音楽室の密かなオアシスでした。 シューベルト綺麗ほう.jpg

 音楽の授業なんて真面目に受けたことはなかったのですが、シューベルトのところだけ真面目に聞いていました。

 が、授業を真面目に聞いてわかったことは。 「シューベルト太ってて首が短く超えも甲高く根暗だったので女性にもてなかった。セレナーデ(夜想曲)を沢山作ったがだめだった」なんでだろう?

 

その後、別の場所で真実発見

 

シューベルト.jpg

 

音楽室はほこり臭いだけの部屋に戻りました。(΄◞ิ౪◟ิ‵ )

 

 さて、事実というものはちょっとしたことで印象がぐっと変わります。裁判では客観的証拠を積み重ねますが、それでも人が判断するものですから、印象で結果が左右されることがあります。 裁判という手続きになった場合、代理人をつけている当事者が一度だけ裁判所にくるのが尋問の時です。

 尋問で聞かれることは予め陳述書という形で裁判所に提出されています。 大体裁判官も何を言うかは知っています。 それでも、当事者を見て印象ががらっと変わることがあります。 ものすごく当事者がうさんくさく見えたり、質問に回答する態度が悪かったりするとその印象が結果に影響を及ぼすことが0ではありません。実際、尋問前は好意的だったのに、本人を見て急に態度が冷たくなった裁判官を過去に経験したことがあります。

 私の印象では、美醜が影響するのではなく、中身が出てしまう。普段から誠実な人や普段から肝の据わった人はそう印象が悪いことがありません。 尋問で崩れるのは、  考え方のセコイ男性(あれこれ有利になるかどうかを考え込んで答えてしまい結果的に信用できないと思われる)  気の小さい男性(極度に緊張した結果薄笑いを浮かべて裁判に臨み逆に態度が悪いと思われる)  性格の悪い女性(有利になるかどうか考え込んで話をして) まあ、自業自得なんですが。

 

  さて音楽というものは聞き手を楽しませ感動させてなんぼのものです。 ですから世界超一流と呼ばれない限り、クラッシックは容姿にも配点がふられていると私は思います。生徒達に音楽に興味を持たせるには

 

例えばブラームス こんなの↓じゃなくて

ブラームス 残念.jpg

 

これを貼ればよろしいのです。

 

ブラームス.jpg

 

ちなみに世間ではフランツ・リストが一番のイケメンということになっているようですが、 私の推しは、こちら。

ベートーベン.jpg

リア充だった頃のベートーベンです。  

   平成27年8月10日 文責 文責 弁護士 菊谷淳子