ミモザノヘヤ

高田馬場の弁護士の日記です。

おとぎ話

戦慄の七夕②

若者が天女を追わないで、「今までごめんね、残りの人生は君の好きにして下さい。ありがとう」なんて、さっさと自分から離婚届判子完備フル記入済でも送っていれば、彼は天女の心の片隅くらいに残れたかもしれません。七夕も美しいお話になったかもしれませ…

戦慄の七夕

中国の故事です むかしむかし人里離れた山奥に年老いた牛を飼う実直な若者がいました。素朴で実直な若者なのに山奥の寒村で嫁の来てもないことを心配した牛は、若者の行く末を案じ、知恵を授けました。 泉に天女が水浴びに来るから、こっそり羽衣を隠してし…

となり村のおとぎ話④

赤頭巾は自分の絶対的な無実を知っていましたが、前の弁護人がなんと本当に懲戒されてしまったことに弁護士どもがみな怖気づいてしまったことに絶望していました。 赤頭巾が刑期を終えて出所後、赤頭巾は土佐鶴弁護士を訪ね、再審請求をしたいから検証してく…

となり村のおとぎ話③

赤頭巾の話を裏付ける証拠がみつからないまま、ガチ否認の赤頭巾は起訴され、公判前整理手続に付され、長い長い時間がかかってようやく第1回公判が開かれました。 物騒な時代に家族殺人、芸能人の結婚よりはるかに面白い、ごほ、けしからん話題ですから、報…