星の国から③ 栄華を味わう
友人たちはまだカジノ目的と思っているようですが、私どもは品行方正な旅を続けております。今日はperanakan博物館にも来ました。
誰ですの、アリバイて(◞≼థ≽◟◞౪◟◞≼థ≽◟)
peranakanは、約1000年前に中国大陸からマレー半島にわたってきた華人がマレー系と親戚関係をもち、独自の発展を遂げたものです。貿易関係で財をなし、その文化は豪華絢爛です。
一つ一つの手仕事が細かく、また材料の豪華なこと
手作りの美しい刺繍
とても丁寧に作られたビーズ刺繍
ところで、外国に移住した場合にはその国の銀行に預金を持ったり不動産を取得したりすることはあろうかと思います。そしてその人が死亡し、日本にいる相続人が相続すると、
外国の不動産であろうが、預金であろうが日本の相続税の対象になります。
相続税の基準となる価格は「時価」(相続税法22条)ですが、その時価の算出方法は、国内の不動産については路線価という一定の評価基準が決まっていて、基本的には路線価に基づいて相続税が算出されます(固定資産評価額を基準とした倍率方式の地域もあるようです。)
では海外の不動産ではどのように評価されるのでしょうか。
海外の不動産に路線価などありませんから、その場合は時価を算出するしかありません。具体的には売買事例価格、か精通者意見価格(鑑定人による意見)によることになります。大体は現地の鑑定人に鑑定をお願いすることになります。
今、日本にいる相続人と言いましたが、正確には、相続人及び被相続人の両方が相続の開始する5年を超えて前から海外にいない限り、日本の相続税の対象となりますので要注意です。
さて、せっかくですもの、気分だけでも…
およばれ風の中川
近所のおばちゃん風の菊谷
係員さんは大変気軽に座らせて下さいましたが、この椅子半端なく豪華なものでして
ああああ脚震えます
あまりの絢爛豪華ぶりに「気持ち豪華衣装」で来てよかった(´☣౪☣) と安堵していた菊谷、
中川は別の心配をしております。
こんな格好で歩いていて
お金持ってると誤解されるんじゃ…(΄◞ิ౪◟ิ‵)
と…
平成25年3月25日 文責 弁護士 菊谷淳子