ミモザノヘヤ

高田馬場の弁護士の日記です。

摩訶不思議の国への旅 その1

ちょっと行ってこよう、と思い立って、某国のビザを申請しました。 なんかよくわからないサーバーを使っているページなのでオンライン申請がうまくいかない。ホームページにある 問い合わせ電話に電話しました。  ビザの申請のご不明な点は 1を  で  次 記入例などのご不明な点は 1を  辿り着いた先で流れたアナウンス        ホームページに記載しておりますので、ホームページ上でご確認下さい     オンラインで申請→窓口で受け取り、と思ったら、オンラインで申請→窓口で申請書を出す→できたかどうかHPで確認し→受け取りに行く、というオンラインの意味がないような流れでした。   紙媒体で申し込んだ人は申精後3日できているようなのは気のせいかな・・・・   さて、査証(Visa)というのは、その国への入国資格を入国前に審査するものです。入国申請者の身元を在外公館で審査し、入国申請のための証明を発行します。入国を保証するものではありません。よく、在留資格と混同されますが、在留資格は入国後の滞在のための要件であり、入国自体の申請要件である査証とは異なります。   ところで査証が下りない理由で一番多いのはやはり犯罪歴ではないかと思います。   前科がどのように扱われるかはその国の考え方によって異なります。アメリカでは犯罪の質(過失犯や交通事犯などは特に気にしない)で判断しているようですし、テロ対策に力を入れている国、薬物関係に厳しい国など事情により判断基準は異なると思います。   前科があると、申請してその国の判断をまたなければなりませんが、わが国では前科自体は一定の条件を満たせば時効によって失効します(刑法37条の2)から、失効すれば申請しなくてもよくなります。   しかし前科は消えても前歴は残ります。   前歴まで申告する必要がある国への入国は厳しいかもしれません。これも国とその前歴の内容によります。   で、まさかの一週間後       Visa processed. ビザデキテルヨ   というサインが出たので、受領に向かいましたが、       大使館サインワスレタ   で、さらに3日待ち、やっと昨日受け取りました。      怒っていません。愛すべきどうしようもない国に、決して怒っていません      今日出発ですが、怒っていません。     今日の午後の調停が終わったら期日報告書を書いて出発です。