ミモザノヘヤ

高田馬場の弁護士の日記です。

不気味な賑やかさ

所用のついでに大阪の靭公園(うつぼこうえん)を訪れました。 この公園今はバラが盛りで、とてもきれいなのです。 別の趣向をこらした一角も。 ここも家族連れで賑わっ・・・・ DSC_0351.JPGDSC_0353.JPGDSC_0350.JPG
さりげなくホラーです。   ところで、今日は面会交流の方法について少しふれてみたいとおもいます。 面会交流には決まった流儀はありません。平均的な方法としては、公園や、子供が遊べる場所を中心として、2時間から半日程度、別居親と子が過ごす、というのが一般的です。都内であれば場所はこどもの城(渋谷区)などが多いです。もちろんお子さんの年齢、性別によっては、ファミレスで食事をしたり、一緒に映画を見たりすることもあります。   親子でも久しぶりに会うとなると互いに何を話していいのかわからず、間がもたなかったりすることはありますから、まずは子どもが楽しめるような環境でとにかく一緒に過ごすことを目標とし、慣れてきたら一緒に過ごす時間を増やしたり、レパートリーを増やしていきます。   祖父母にも会わせたいと自分の実家で、という面会を希望する別居親もいますが、離婚あるいは別居に至った経緯から信頼関係がない場合、または感情的なしこりが残っている場合が多いので、別居親の実家での面会は実績を積んでからというのがベターです。そこにこだわると面会そのものがおじゃんになってしまう可能性があるからです。   別居親にすれば少しでもたくさんの機会がほしいというところですが、監護親、子どもの都合もありますから、そう何度もというわけにはいきません、通常は月に1、2回程度です。もちろん当事者が合意すればそれ以上を定めることも可能です。   それはともかく、お父さんとお母さんとが必ずしもそろっているとは言えない現代、休みの日に面会交流を無事に果たしている親子が少しでも増えてほしいと思います。 そしてこのような光景が、リアルの世界では違和感を覚えないあたり前の光景でいてほしいと願っています。 平成24年5月15日 文責 弁護士 菊谷淳子