ミモザノヘヤ

高田馬場の弁護士の日記です。

黄金輝く国から③

日本でも大人気のアルパカは南米原産の家畜。もふもふな家畜として有名です。 335.JPG でも、実際のアルパカは ガビガビです(΄◞ิ౪◟ิ‵ )(΄◞ิ౪◟ิ‵ ) 毛は生後4ヶ月位までのベビーアルパカのものだけが珍重されます。以後は食用です。ちょっと臭みのある牛肉のような味です。 こちらはリャマ 225.jpg さて、最近では自分を撮影することを「自撮」といいます。 ある写真家がサルの写真を撮影していたら、サルにカメラを奪われ、3日後に奪い返したところ、そこに猿たちがシャッターを押したことによって撮影されていた素敵な写真があったとします。さて、この写真の著作権は誰にあるのでしょうか。いわゆる「サルの自撮」の著作権は誰のものでしょうか。 この写真家がお金をかけて葦を踏み入れることが困難なジャングルで撮影できた写真としても写真家に著作権はないのでしょうか。 実は、この事件はイギリス人の写真家がアメリカの財団を訴えたものなのですが、米国特許商標庁で公開されているレポートには次のような記載があります。 The Human Authorship Requirement 著作者は人間である必要がある そして、ご丁寧に、著作物にあたらない例として、「サルによって撮影された写真」が列挙されています。 従いましてアメリカでこの写真家の主張が認められるのはむずかしいかなと思います。 わが国の著作権の定義は自らの思想・感情を創作的に表現したもの、です。サルがボタンを推しただけの写真でしたら、カメラの持ち主が著作権を主張するのはやはり難しいだろうと思います。ただし、その写真に編集を加えたものでしたら、その編集後の写真に写真家の著作権がみとめられます。それだけ公開すればよかったのに。 さて、私は自分で撮影いたします。動物の自撮ではありません。 クイ(天竺ネズミ モルモットみたいな生き物です) 175.JPG クイの丸焼き 098.jpg かわいいとおいしいは両立します(⊙◞౪◟⊙)(⊙◞౪◟⊙) 平成27年1月23日 文責 弁護士 菊谷淳子