ミモザノヘヤ

高田馬場の弁護士の日記です。

しばれる心

土曜日、都内は吹雪いていました。やっほー雪 005.JPG 私は雪が大好きです。雪が降らない都内からわざわざ遠方にまで足を運ぶくらい雪がすきなのですが、 大雪の土曜、猛吹雪の中をあるいてお仕事先に向かいました。 こういうの、やってみたかった…などと喜んでいる場合ではありませんでした。 さむくて、前から吹き付ける雪が顔にささって、必死で歩いている中、足がどぶに。 どぶに足をとられてもがいている私に気づかず、わがボス(⊙◞౪◟⊙)は前を歩いていきます。 もがいてももがいても… 先生さよなら… 楽しい人生でした。 香典絶賛受付中です•ლ(◉◞౪◟◉ ) さて、歩けない、という症状の一番大きな理由は、脊髄損傷などの外傷ですが、実は心因性で歩けなくなるということが実際にあります。ひらたくいうと、医学的に体には問題はないのに、精神的な理由から歩けなくなる、ということです。 脊髄損傷と違い、いつかは歩けるようになる可能性はあります。 ただ、心因性といっても心の持ちようなどといった簡単なことではありません。メカニズムがよくわかっていない深い部分で歩けない原因が生じているのでかえって外からの治療が困難でもあるのです。心因性はただ怠けて歩けない、とか心が弱いから起こるものではありません。 外の深い要素があって歩けなくなるのです。 心因性詐病とはちがいます。 ですから、一定期間をすぎると回復の見込みがない、と考えられる場合も出てきます。つまり、後遺障害として認定される場合もある、ということです。(ただし常にではありません) ああ、人間は、さむい、ひもじい、手元不如意の時にはだいたいろくなことを考えません。 ここで凍死したら、真っ先にボス(⊙◞౪◟⊙)のところに化けて… 凍死しなかったらボスに似た雪だるまを… で… 022.jpg        平成26年2月9日  文責 弁護士 菊谷淳子