ミモザノヘヤ

高田馬場の弁護士の日記です。

溺れる百薬

先週金曜日、風邪をひいて寝込んでしまい、だだっと仕事を片付け早退して自宅で布団にくるまって過ごしました。 お医者さんにいってみたのですが、めちゃくちゃ混んでいて、待つ気力も、コンビニに立ち寄る気力もなく、自宅へ戻りました。自宅滞在時間平均5時間程度ですから、食べるものも薬も何もありません。 なにか、薬になる物はないか(΄◞ิ౪◟ิ‵ )… よろよろとキッチンを探しますと、正月に使った屠蘇散の残りがでてきました。 日本古来ゆかしき生薬です。 酒ならたくさんある(΄◞ิ౪◟ิ‵ ) みりんと日本酒をまぜたものにつけ込み、一眠りしました。 目が覚めてからつけ込んだ屠蘇をちびちび飲みはじめました。 ああおいしい。 空きっ腹にしみます。心持ちがすごくいい。ふわふわします。 もう少し、つけてみよう。 酒瓶に屠蘇散をつけ込んで、もう一眠り そうやって少しずつ、少しずつ、良い心持ちになりました。ふわふわとして飛んでいきそうな心持ちでした。お空へ…皆様さような… さて、最近よくニュースで見る「防空識別圏」領空とどう違うのでしょうか。 領空とは領土又は領海(領土から12海里)の上の大気部分のことですが、よく考えてみますと、領土から12海里というのは飛行機だと一瞬です。普通の航空機も領空侵犯から1分くらいで領土に届く距離ではないでしょうか。とすれば戦闘機なら… というわけで領海よりも広い範囲で他国の航空機が自由に出入りできない空間を定める必要があるのです。 が、領空と違って防空識別圏国際法上の定めがあるわけではありませんので、どう定めるか、それぞれのご自由に(ただしご近所さんに配慮してね)というものなのです。 防空識別圏を設定されてしまいますと、事前に飛行計画を出さなければなりません。1980年代、日本が旧ソ連の上空を飛ぶことができなかったころ、ヨーロッパへ向かうにはわざわざアンカレッジを経由していましたが、またそういう不自由な時代になるのかもしれません。 土曜日、ひねもすお空を漂っていました。 日曜朝、近所に住む友人そうりょが様子を見に来てくれました。そろそろ地上に降りてきていた私は、 何か食べるものをいただけるのか(⊙◞౪◟⊙) とよろよろしながら玄関をあけました。 がなんと、お見舞いにくれたのはまさかの般若湯。しかもそうりょはうっかり言いました。 お供え(⊙◞౪◟⊙) 平成25年11月29日 文責 弁護士 菊谷淳子   ※般若湯 仏法の世界でお酒のこと