神様の冠
関西ローカルフードは幾つかありますが、神戸の子供なら誰でも一度は食べたことのある、しかし年に何回かお客様のあった時にだけ食べられるあこがれのお菓子。
ドイツ語で王様のかんむり、を意味するその会社のお菓子、私は今でも勿論大好きです。
中学受験の時も、大学受験の時も、司法試験の時も縁起担いでかじっていきました。
普段神戸から戻る際には、必ず神戸空港で551の豚まんとそれとを事務所へのお土産以外にどっさり買い込み、思い残すことも置き忘れることもないようにしっかりかかえて帰っていました。自宅で週末映画観ながらかじる…至福の時です
しかし、火曜の夜、神戸空港から飛び立ってしまってから、恐ろしいことに気がつきました。
手元の荷物は、記録の入った鞄と、551の豚まん、事務所へのお土産用お菓子、そしてボスのために買ったたこ昌のたこやき
ない(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)
空港に置き忘れ…
地面を眺めながら飛行機の中でお茶を飲むのもわすれて
あほあほあほあほあほあほあほあほあほあほあほ~
さて、裁判所と冠のお話を。
法廷では帽子をかぶることはできません。はちまきなどと同じで法定内での着用は禁止されています。
ただの傍聴であったとしてもそれは同じです。
帽子をとりなさい、と裁判官から指示されてもとらなかった場合、裁判官の判断によりますが、たいていは、裁判官の メンツをつぶし いや指示に従わなかったということで退廷命令を出されてしまいます。
女性などでファッションの一部だと主著される方もままいるようですが、裁判所もそこは予想しているとみて、女性には退廷まで言わないことも割とあるようです。
退廷命令というのはあくまで裁判官の裁量ですから。
ちなみに、昔は裁判官が冠をかぶっていたようです。
薄毛は人類進化の証と称する我が朋ポンチョ判事に「頭の上のそのお帽子はいいのか」と聞いたとき、ポンチョは平然と、「おまえ知らんのか、これは法冠や」と言いやがりましたので、ほう、そんなものがあるのかと調べてみますと、戦前は裁判官はレースの襟付きの黒ガウンに、聖徳太子みたいな冠をかぶっていたようです。しかし、裁判官というよりは…なんか、こう
インチキ占い師みたいです
さて、日付が変わる直前に事務所にたどりついた私は、腰を抜かしました、
置き忘れてきたのとちょうど同じ大きさの、おなじ包装紙にくるまれた包み…
(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)?
まさか
かかか神様が(⊙◞౪◟⊙)!
…と友人にメールをすると、容赦ない答えが
(΄◞ิ౪◟ิ‵ )あんたの信じてるもう一つの方かも
武庫川の河童ですかまさか…
(΄◞ิ౪◟ิ‵ )まあ、神さんやったとしたら、天罰の方も覚悟し…
(◞≼☉≽◟◞౪◟◞≼☉≽◟)
明日から品行方正を心がけます。
平成25年8月1日 文責 弁護士 菊谷淳子