ミモザノヘヤ

高田馬場の弁護士の日記です。

大きい小さいの悩み

たいていのマヌケなことはすでに経験していますが、今日、、 蓋ついてるマンホールに落ちました(΄◞ิ౪◟ิ‵ ) マンホールのふたがまるい形をしているのは、四角と異なり穴におちこまないからだそうですが、 …それは穴よりふたが大きいという当然の前提があるからです。 そのマンホールのふたはコンクリ製ですでに端がぼろぼろで、ふたがかなり小さくなっていました。 さて、夫婦が離婚するとき、婚姻期間中に築いた財産は半分に分けますが、その外に帰責性の大きい方から小さい方に慰謝料が発生します。 帰責性はいろいろあります。DV、家に帰らない、生活費を支払わない、そして不貞 その中でも最たるもの、つまり不貞の慰謝料には二種類あって、不貞そのものによって精神的苦痛を味わったという慰謝料と、不貞によって離婚に追い込まれたことについての慰謝料とがあります。 この二つはたいていの場合には区別せず離婚時に離婚に伴う慰謝料として請求しますが、実は請求としては別個に両立しえます。 つまり、夫と愛人に不貞慰謝料を請求しすでに認められていた妻が、夫と離婚したことによって被った損害を新たに請求しても両請求が両立しうるのです(広島高裁平成19年4月17日)。 ただ、請求としては両立しうるのですが、請求が認められるには不貞そのものによって味わった苦痛より新たな精神的苦痛を味わったことが必要です。多くの事件の場合実際にその新たな精神的苦痛の立証は難しいのではと思います。 さて、マンホールから出ようともがきながら、ふと疑問がわいてきました 外科と整形外科どっち行くべきか(΄◞ิ౪◟ิ‵ ) 整形外科はお年寄りの…(΄◞ิ౪◟ิ‵ ) という偏見のある私としては、外科にしたいのですが、両者は両立するのか、それともどちらか一方でよいのか…大きい小さいの悩みは尽きません。    平成25年7月1日  文責 弁護士 菊谷淳子