return to 星国②捜し物は何ですか
飛行機の中ですっかり魅せられてしまったボリウッドホラー。
ホテルのテレビとかビデオとかで一生懸命観ていました。
帰国してもT●TAYAにボリウッド映画なんかないだろうな…。
そうだ、買いに行こう (΄◞ิ౪◟ิ‵ )
リトルインディアで有名なインド系のDVDショップに買い物に。
インド人は歌や踊りが大好きですから、結構人がいます。商品も沢山。
はてさて、お目当ての商品は…
店の人に聞いてみます。すみません、ホラーはどこにありますか。
インド映画にホラーなんて、滅多にありません。だいたい、生きていくのに必死なあの国
でお化けやら架空の殺人鬼やらとつきあっているヒマなんかないのです。
店の人は口には出しませんが、空気は言っています。
コメディーにしとけよ (΄◞ิ౪◟ิ‵ )
さて、話は変わりますが、たとえば交通事故で被害者が加害者に民事上の損害賠償請求をするために取得する証拠に、警察で事故の様子の再現を調書にした実況見聞調書というものがあります。この実況見分調書は被害者であればその閲覧や謄写を申請できるのですが、実はその記録の閲覧を申請するには、
①加害者が起訴されたのか不起訴になったのか②どの検察庁に送致されたのか、を知らなければなりません。基本的には警察署に電話で問い合わせをすれば教えてくれます。
弁護士事務所はちゃんと日弁連のHPに電話番号とFAX番号が記載されていますから。
ところが、法の支配の及ばない関東近県の警察では、①と②を教えるためだけに、
弁護士会照会をかけろと言って聞きません。
弁護士会照会というのは弁護士会を通じて正式にお問い合わせをすることですが、これには時間と手間とそして手数料がかかります。
200円とか300円とかそういうレベルの手数料ではありません。東京でしたら7000円です。
本来かけなくてもいい費用を依頼者に負担せよということになります。意味のある時間・手間・手数料ならいいのです。しかしこの①と②に弁護士会照会をかけるのはたとえて言うならば
銭湯で下駄箱の鍵をもらうためだけに7000円払って1週間待ち、みたいな感じです。
全国津々浦々にあまねく存在する弁護士会ですから当然、彼の地にも弁護士会があるはずですが、その状況をそのまま放置しているのはどうしてかな、彼の地のお客様は皆様裕福でおおらかでいらっしゃるのかな、と思います。
さて、店員さんはそれでも探し出してくれました。ありがとう店員さん。
あのね、殺人鬼がでてきて、人がじゃんじゃん死んで…
ホラー映画を説明するのに、ものすごく時間がかかったのですが、いいんです。ありがとう、ダンニャワード。
帰りにアラブストリートに立ち寄り、カフェで一服
さて、食事もそこそこに早速…
やや、なんですか、これ。
なんかのお祈りみたいなビデオ(΄◞ิ౪◟ิ‵ )
葬式のためのビデオと勘違いされたようです。
平成25年5月7日 文責 弁護士 菊谷淳子