ラストクリスマス 1
頼れる同僚中川は今から正月を心待ちにしているようですが、お祭り気分の菊谷はクリスマスも楽しみにしています。
何もなくたって、何もしなくたって、
クリスマスはクリスマスですから (`◉◞౪◟◉)
さて、昨年私は、異国のクリスマスを堪能しました。
私が年末を過ごしたカナダは国に支払う消費税が5%、州に支払う消費税が8パーセントで合計13パーセントの消費税を払わねばなりません。おまけにTPPに加入して農業が壊滅的な打撃を受け、しかし農産物は値上がりし、大変な不況になってしまいました。
そのため、都会では、大好きな街も一変し、町中に物乞いがあふれ、地図を持ってゆっくり歩くことはできなくなりました。
買い物に行きますと、スーパーの出口専用口には必ず物乞いが立ちふさがり、中には強引な物乞いもいました。夜も一人歩きは割と危険になりました。
知らない場所に行く時は手に地図を書いて、それをちらちら見ながら早足で歩きました。
物価高くて、スターバックスのコーヒーなんか高くて買えなくて
ディナーは毎食手作りでした
犬のエサ違いますよ (◞≼◎≽◟◞౪◟◞≼◎≽◟)
所持金が足りなくなって、銀行も土日でおやすみで、ホテルの横の教会の炊き出しに並びたいなと真剣にかんがえました
清き一票をいっぱいいっぱい考えて行使しても、
私の国にもそんな日が近々来るような気がします。
そうそう、着飾って劇場に行き、チケット間違えて、よりにもよって
おひとり様を鞭打つ名作 クリスマス・キャロル
どこで過ごしても相変わらずのラストクリスマスでした。
平成24年12月20日 文責 弁護士 菊谷淳子