ミモザノヘヤ

高田馬場の弁護士の日記です。

代わりのきかないもの

 ああ、おなかいっぱいイカが食べたい。  貧乏くさいと思われそうなので普段は隠していますが、私は海産物ではカニよりもウニよりもハマチよりもイカが好きです。函館から大量に運んできたイカが底をつきかけています。イカのソテーで晩酌をしていましたので、難渋しております。 あと1週間、あと1週間我慢すれば。しおからで緊急避難していますと、友人から  タコで我慢しいな  と心ないメールが届きますが、イカとタコは全然違います。 ところで、逮捕・勾留され、しかも実刑の見込みで相当期間外に戻れない被疑者・被告人に、携帯電話を止めてほしいと頼まれることがあります。  ところが携帯会社の某社は、たとえ本人が留置場にいようが関係ない、本人が解約手続きをしろと主張します。弁護人は民事上の代理人とは異なりますが、本人から解約手続きについて委任を受けているのであれば、問題はないはずです。本人の解除権を不当に制限するのは消費者契約法違反です。あれ?  この会社は、弁護士が弁護士会を通じて行う正規の照会(23条照会)にも頑として応じないことで有名です。コンプライアンス法令遵守)という言葉が世に出回って久しいですが、こういうところに法令を守る意識が全くないところがうかがわれます。  一人でも弁護士が引き下がらなければ変わるかな、変わってほしいなと思い、私は徹底抗戦です。代わりがきかないというのならその根拠を示してもらいましょう。  さて、再びイカの話。  私が半年前に送った懐かしのイカ寿メールを持って友人来訪。  意外にも現役     平成24年11月4日  文責 弁護士 菊谷淳子