ミモザノヘヤ

高田馬場の弁護士の日記です。

名のるほどの者では

 卒業・入学のシーズンですね。

 自称不遇の幼少期、幼稚園に入った私が一番気に入らなかったのはクラスの名前でした。

 年少組は花の名前で統一されていたのでしたが、私は「たんぽぽ組」

 花屋に売ってません、色は地味に黄色、生息地は地べた、最後は白髪になってバラバラに・・・・ゆり組さんなんかと比べられると人生の初期段階から下をむいて生きていけと言われているような気がし、いっそ無機的に1組、2組としてくれればよかったのにと思っていました。

 さて、大阪府泉佐野市が市の名称の命名権売買も含めた収入確保策を用意しているとか。

 命名権の売却は野球場などではちょいちょい見受けられますが、正式名称までしっかり企業名がはいっているものとあくまで愛称だけを自由につけてもらうものとの2種類があります。もし、この泉佐野市の命名権売却が市の正式名称の売却までを含んでいるのだとしたら、市民生活への影響は少なからずありますから、ころころ変わるようなものでは困ります。個人的には「書くのが恥ずかしくなるような」名前でも嫌だなあ・・・・

 市の担当者が意味を知らずにアレな名前を了承してしまったりしないのかしら「ダマリン市」「赤ひげ市」「アンフェタミン市」

 しかしそもそも疑問なのは、泉佐野市といえば関西国際空港などがあるものの、関西人からみても知名度的に少し微妙に思いますが、そんな市の名前が果たして売れるのかしら。

 としても、今回の話題で泉佐野市の財政難を市民に広く知らしめるのが目的だとすれば効果は大ありです。しかし財政再建は議員歳費削減や怪しげな三セクの解消などするべきことはすでにちゃんとしたのかしら。

 

 ところで、私は年長組になると天体の名前の組。虹、星、月・・・

 こんどこそはと期待したのに、私は「空組」でした。

 空家の空、空腹の空、空っぽの空、空虚の空、空き巣の空、空恐ろしいの空

 相変わらず不遇をかこちながら過ごした1年であったことは言うまでもありません。

    平成24年3月25日  文責 無責任な名無しさん