幻想のシンフォニー
たとえほんのつかの間であっても東京を離れると少しほっとします。
ほっとするはずでした。
長崎の方に手をあげればよかった・・・・(´^ิ益^ิ` )
いえ、なんでもありません。
まあ、こんなこともあるでしょう。
さて、クリスマス・キャロルといい、この時期にはどうもおひとり様を鞭打つ名作が多いようですが、ニコラス・ケイジ主演「天使のくれた時間(2000年 米 原題「The Family Man」)」という映画もその一つです。
ウォール街の大手金融会社の社長として、マンハッタンで多忙だが優雅なおひとり生活を送る主人公。不自由なく暮らす彼はクリスマス前夜、奇妙な黒人青年に「何かいるんだろ?」と問いかけられて「全部ある」と答え、この青年から「これから起こることはすべてお前の招いたことだからな」という不審な言葉を投げられる。自宅に戻って就寝するも目が覚めると隣には13年前に別れた恋人、自宅はマンハッタンの高級マンションではなく郊外のボロ屋、ヘビーマッチョな子供二人に平凡な仕事、そして貧乏な暮らし。最初は脱走を試みるものの次第にささやかな生活を通して一番大切なものに目覚めていく主人公だが、結局元の世界に戻る時が訪れ・・・・・というストーリー
初めてこの映画を見た時は、「金より自由より何より家族が大事」というアメ公が好きそうな一見もっともらしい価値観に辟易しましたが、今の仕事をしていますと、むしろ、ファンタジーでもそういう世界を見ていて、ほっとします。
何だか、そうであってほしいなあと思うようになりました。
ちなみに、「天使のくれた時間」というのは主人公が別の世界で子供たちや家族と過ごした時間のことではありません。それは見てのお楽しみです。
え、何? 身につまされていませんよ (◞≼◎≽◟◞౪◟◞≼◎≽◟)
本格的なことを考えると不幸になりますから
さて、証拠の撮影で磨いた腕で勝負します。かじかむ手をスタバで温め、きを取り直し
氷点下のメリークリスマス 皆さまよい週末を
平成24年12月24日 文責 弁護士菊谷淳子