ミモザノヘヤ

高田馬場の弁護士の日記です。

黄金輝く国から①

飛行機を何回も乗り継ぎ、黄金の国、インカ帝国の都クスコに中川とやって来ました。 114.jpg 標高3300mの高地です。私は飛行機のハッチが開いたとたん、息苦しくなりました。心臓がバクバクいいます。 好きな言葉は不老長寿、しかし佳人は薄命、 菊 後はよろしく 中 酸素持って来た  ・・・・中川は簡単には成仏させてくれないようです(΄◞ิ౪◟ิ‵ ) 057.jpg 街の中心地にある大きな教会は、元はインカの太陽の神殿を土台だけ残して上にたてたものだそうです。人様の神様をぶっ壊して自分の神様をまつるなんて。 中 下品な 菊 ろくな死に方せんで とまあ、至る所でスペインの侵略の跡を見せられるものですから、気分はすっかり反スペインです。 ところで、この国の人口は約2700万人、人種の構成は複雑です。  先住民系45% メスチーソ(白人と先住民との混血)37% 白人15% 東洋人・黒人3% 街を歩きますと、インディヘナ(先住民)のような容貌の人を多く見かけますが、純粋な先住民というのはほんのわずかで、実際には先にあげた先住民45%もほぼ混血であろうと思われます。混血といっても、黒人や東洋人との混血もあるようです。 歴史には不可避的に評価が伴いますが、彼らの多くにとっては侵略者スペインもまた祖先の一部でもあるわけです。ですから一元的な評価を他人様がするなんて本当はおこがましいのです。 人種構成が複雑な分、差別も互いにあるのか、ということも非常に気になります。 東洋系と黒人は、ペルーにはインカの人々に変わる労働力として連れてこられたという歴史があります。 つまり黄色い人種イエローの私達にも関係のない話ではありません。それはこれからじっくり見てみたいと思います。 さて、中川と名物のネズミの丸焼きを食べるためにクスコの街をうろうろ歩き回っていますが、実はクスコの街では歩くときには慎重に歩かなければなりません。標高の高いこの街ではちょっと歩いても息が上がりますが、ちょっとした坂道になっていますので、行きはよいよい帰りはキツイのです。 私も中川も普段行き当たりばったりですので、 思いつきで行き先を決めてはいけない(΄◞ิ౪◟ิ‵ )(΄◞ิ౪◟ิ‵ ) ということに非常に難渋しております。 菊 計画的、てあんまり良い意味で使ったことないもんね 中 捕まったときだけの話しだけどね 107.jpg 115.jpg それにしてもさっきから中川と同じ道を行ったり来たりしている気がしますが、気のせいでしょうか。 平成27年1月15日  文責 弁護士 菊谷淳子