ミモザノヘヤ

高田馬場の弁護士の日記です。

アパッチ旅行社

九州男児のわがボス井浦謙二(⊙◞౪◟⊙)は、365日一日20時間くらい事務所のデスクに張り付いておりますが、実は旅好き。かつてはワンダーフォーゲル部に所属し日本のあちこちを放浪していました。 ただ、格調高い兼高かおる世界の旅を指向するわたくし菊谷とは指向が違うようで、ボスの指向は西原理恵子「アジアパー伝」 ある日、ボス(⊙◞౪◟⊙)「菊谷さん、僕ねアパッチ族が見たいんだけど旅程組んでくれない」 となぜか大阪出張の折に申しました。 なぜ私に聞く・・・•(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟) そこで、腕によりをかけてくんだ大阪アパッチの旅。 人が一日1000円で生きるとはどういうことなのか、という重いテーマで社会見学です。 ホテルの相場は通常1泊700円位ですが、温室育ちのボス(⊙◞౪◟⊙)のため、1泊1500円のホテルを予約。大浴場付の五つ星ホテルです 食事は名門スーパー玉出、300円以内で豪華ディナーが食べられます。 地図を用意し、通ってよい時間帯がある場所と昼でも通らない方がよい場所を指定し、事前に幾つか のブログなどで予習もしました。 ボス(⊙◞౪◟⊙)はお仕事もそこそこにわくわくしながら出かけていきました さて、日本国内いろいろなところに出張に参りますが、賃料相場というのは全国で本当に違うなということをしみじみ実感いたします。 我が国には、別居中の配偶者・子の生活費である婚姻費用、離婚後の子供の養育費には、いわゆる「算定表」という基準があります。 この算定表は、夫婦それぞれの収入と子供の年齢・数に応じて設定されているのですが、基準は全国一律。青森県だから○○円で、東京だから○○円で・・・・という基準があるわけではありません。 もちろん賃料の高さは最低賃金にも反映はされていますから、都市部では賃金もそれだけあるはず、であり一律の基準自体がめちゃくちゃ不合理というわけではありません。 でも、生活費の大部分を占める賃料が高い、というのは非常に生活を圧迫することです。 ですから実際には東京で生きる母と子(時には父と子もですが)は非常に過酷な生活を強いられていると私は思います。 都会で生活するからだ、田舎へかえれば良い、といわれる方もいらっしゃるかもしれません。しかしこれは安直な考えです。 親元が地方であっても、親が別の兄弟と同居していれば帰ることはできません。 偏見がある地域もあります。 仕事があるとはかぎりません。 そんなわけですから、離婚して地元に戻られた元依頼者から時々御連絡をいただくまで、大丈夫かなと心配しています。年賀状などはきちんと拝見して無事かな、と見ております。  さて、ボスは大満足で帰京いたしました。写真をとって(現地で)何かトラブルになったら困ると思ったらしくほとんど写真をとってこなかったそうです。   宿はいかがでしたか。ご希望の大浴場付ですが、 (⊙◞౪◟⊙) 宿はよかったけどお風呂はやめました。      だって、お風呂は・・・ちょっと気持ち悪いじゃない   お食事はいかがでしたか。 (⊙◞౪◟⊙) 目立ちますからね、迷わずたどり着けましたよ、スーパー玉出。      でも、お総菜ちょっと大丈夫かなって思って・・・お土産に   なぜ私に渡す・・・•(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)    平成26年7月7日  文責 弁護士 菊谷淳子