ミモザノヘヤ

高田馬場の弁護士の日記です。

厳しくも熱帯夜

飛行機12時間、バス3時間 コウモリの飛び交う下で夕食をすませ 350.JPG 船にのり、マングローブの林の中を進んでいきます。 354.JPG 蛍の群生するマングローブのツリーを見に来ました。 ここの蛍は、米粒くらいの大きさで、点滅時間がとても短く、文字通りツリーの電飾のようにチカチカ光ります。撮影は不可能なのですが、肉眼ではとても明るくきれいな光に見えます それはともかく日本の蛍との最大の違い、それは かなりアレな川でも生息できる ということで、実際この川は 淀屋橋みたいな川でした さて、ここにくるまで私はシンガポールから国境を越えてきたのですが、ここマレーシアと隣国シンガポールとは通勤で行き来のある人の多い場所ということで、通関もかなり混んでいました。 日本の通関では見ない光景ですが、警察というより軍人みたいな人がうろうろしていて、それはそれで怖い光景です。 というものものしさとは裏腹に、マレーシアからシンガポール入国に際しての持ち物検査はかなりあっさりしています。東京地裁の手荷物検査ごっこくらいのかんじで終わりました。 私はもうちょっと厳しいのかと思っていました。 なぜなら、シンガポールはとても法律の厳しい国で、税関申告カードにも「麻薬持ち込んだら死刑アルヨ」と記載されているくらいだからです。 ちなみに、我が国の刑罰の基本的な考え方は、死刑は他人の命に関する罪にほぼ限定されていますが、シンガポールのように薬物に冠する犯罪に死刑を規定している国は東南アジアではめずらしくありません。 やましいものを持っていなくても税関通過の際、びくびくしてしまいます。 しかしコペンハーゲンでもバンクーバーでも成田でも関空でもトランクを開けさせられている私がはじめてノーマークで入国できたシンガポール、法律は厳しいけれどもありがたやありがたや… ところで、ひとしきりマングローブ林を船で回り、これから帰途につこうとしたまさにそのとき、 ガタン、と止まって、はいそれまで…ではなく、さすが運ちゃん、落ち着いています。 ダイジョブ ああ、よかった… ココカラニンゲンネ (◞≼థ≽◟◞౪◟◞≼థ≽◟) 真っ暗な闇の中、下にピラニアがいる淀屋橋を必死で漕ぐ、師走の夜。 来年こそは、いい年にしたいものです。 謹賀新年臥薪嘗胆(◞≼థ≽◟◞౪◟◞≼థ≽◟) 皆様、今年も一年ありがとうございました。どうぞよいお年を。   平成25年12月31日  文責 弁護士 菊谷淳子   ※ デザイン、迎春バージョンに変更しております。表示されない方はお手数ですが最新の情報に更新をお願いいたします