星の国から⑤ 宝石箱のざわめき
友人達は何故かますますカジノ目的と思っているようですが、品行方正に星の国からお伝えします。今日は夜景。都市国家はやはり高いところから眺めなければ。
ええ、
アレと煙は高いところが好きですからƪ(΄◞ิ◟ิ‵)
フライヤーにも、ベイサンズにも上りました。
ケーブルカーにも乗りました。
ものすごい揺れで、高所恐怖症の菊谷はもとよりそうでない中川も真っ青でした。
なれてくるまでは2人で
お通夜みたいな顔をして乗ってました
(⊙◞౪◟⊙)(⊙◞౪◟⊙)
、
とはいえ、2人とも心のどこかで、
まさかね (΄◞ิ౪◟ิ‵ )、
と見えない何かを信じていました。
安全は信じれば多分救われます(⊙◞౪◟⊙)。
ケーブルカーから見た夜景は、千と千尋の…に出てきた光景そっくりした。
ところで、学校と生徒の関係では学校は生徒に対し、安全配慮義務という義務を負います。
授業中はもちろん、休み時間でも(授業中とは違いますので一定の限界がありますが)責任を負うことになります。
いじめを苦にして中学生が自殺した、といった場合、学校の責任は認められるのでしょうか。
学校が安全配慮義務に違反したというためには、①学校にその危険を予見することができたこと(予見可能性)と②その危険を回避できたこと(回避可能性)が必要になります。
学校に責任を追及する上で立ちはだかるのは①予見可能性があったかどうかです。
そして、たいていの裁判例は①を認めません。
いじめというのはそもそもこそこそやるものです。そして被害者も親に救いを求めないことがほとんどなのです。つまり、表面化しないことが多いのです。
ですから死ぬことまで予見できなかった、となり、責任が追及できなくなることがほとんどです。
いや、日本の裁判所はいじめを苦にした自殺にはもっと冷淡です。
いじめと自殺との因果関係がない、というそもそものところで責任を否定することすらあります。この因果関係で責任を否定すると、直接の加害者にも損害の賠償を請求し得なくなります。
中学生の子供にとっては学校がほぼすべての世界です。
他に何が理由で命を絶つのでしょうか。
そんな国ですので、いじめられても絶対に死んではいけないのです。
死んでも我が国では、何でしんだのかね…と言われるだけなのです。
ところで、中川がおっかない話を聞いてきました。
あのケーブルカー、前に一度ロープ切れてゴンドラが落ちて
死人が出たらしい (΄◞ิ౪◟ิ‵ )
恐怖は想像の産物ですが安全は信仰に過ぎないのかもしれません。
平成25年3月30日 文責 弁護士 菊谷淳子