ミモザノヘヤ

高田馬場の弁護士の日記です。

2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ネコに遺言

朝8時ころ、お掃除ロボットのスイッチを入れ、ぴしゃぴしゃと額をたたき起こしてくれ、時々「朝食」(にはしてません絶対に)の瀕死のすずめを枕元に運び、帰宅すると気分次第でマッサージをしてくれる・・・・・自称家政婦のはるさん。 はるさんは岐阜県大…

過去からの手紙

自称不遇の幼少期、友人Sちゃんと2人で埋めたタイムカプセルが庭から出てきました。5歳の私は何を埋めたのか、どんなものを宝物にしたのか・・・・ 多少はわくわくして開けてみたところ、出てきたのは、ビニールでくるまれた茶封筒と5歳の自分からの手紙…

心の痛みの時効は

三丁目の夕日という映画の中で私がとても気になっている人物がいます。三浦友和さん演じる宅間という小児科医です。まじめで、物静かで、街の人に信頼されているお医者さんで、一軒屋に一人で住んでいます。 私がこの人物について気になったのは、東京大空襲…

立つ鳥後始末残さじ②

家主からの過大な請求の中には、例えば、修繕費については部屋の改装費も関係ない部分まで改装している(お風呂で死亡しているにも拘わらずキッチンをシステムキッチンに改装する費用まで請求している)といった場合、アパート1棟丸ごと建て替える費用1億…

立つ鳥後始末残さじ①

私が初めて買ったCDは、ホイットニー・ヒューストンのデビューアルバム「そよ風の贈り物」。中古CDでしたが、大事に今も持っています。 お風呂での無事故無事件を心がけている私にとって、そのホイットニーがバスタブの中で溺死していたという他人事とは…

必殺バレンタイン

今日は単なる雑惑を。 私がひそかに尊敬している室町のKY賢人吉田兼好は、よき友人とは、と題してとんでもないことを言っています。 「ものくるる(くれる)ひと、医者、智恵ある人」 ・・・・吉田兼好の友達はこれを読んで彼を友達だと思ったかどうか微妙で…

最期の証明②

実は日本での変死体の司法解剖の割合はわずか9パーセント。91パーセントの変死体は解剖もされません。先進国では最低打率です。 しかし、東京、大阪など大都市ならまだいい方です。 司法解剖にはそれなりの規模の設備が必要です。また、監察医制度を設け…

最期の証明①

寒い日が続きます。あんまり寒くて、露天風呂気分を味わいたくなり、コンビニでパック酒を買い、お風呂に持ち込んでみました。泥パックもついでに全身に。しめて298円のエステ付き温泉・・・・ ところがなんだか様子がおかしい・・・・・連打する心臓、乱…

遠くて近き道

関東近郊I県某駅を降り、1日5本しかないバスのありがたい1本に乗りコトコト25分。それにしても寒いなあ、今日は・・・・ と、いきなり宣伝が流れます。霊園の。かいつまんでいうと、 春には様々な花が咲き乱れ♪ 猿回しも人気です♪ 大仏完備♪ とその時、…

豆まきがしたい!

2月3日、私が学生時代を過ごした京都では節分会の季節です。 京都では暴走族だって特攻服を新調するこの時期、私もなんだかそわそわします。 そうだ、豆まきがやりたい。ぱあっと、ぱあっと。 お子様に混じってスーパーで豆とお面を買い、さりげなく事務所…

人を裁く重さの意味

裁判員制度が導入される際、一番世間で言われていたことは、「死刑判決を出すことの重さ」とか「裁判員が被害写真をみて心理的外傷を負うのではないか」というものだったように思います。 神戸地方裁判所で平成24年1月13日、ある裁判員裁判の判決が出まし…